1968 US ARMY ERDL Jungle Fatigue Pants
¥15,500
SOLD OUT
1968 US ARMY ERDL Jungle Fatigue Pants
color:Green Leaf Camo
size:SMALL SHORT
Waist: From 27 to 31inches
Inseam: Up to 1/2 inches
ウエスト70〜84cm
ワタリ幅33cm
股下77cm
裾幅19cm
TROUSERS, MAN'S CAMOUFLAGE
COTTON WR POPLIN CLASS2
DSA100-68-C-2175 100% COTTON
TROUSERS, MEN'S, COMBAT TROPICAL
APPAREL CORP, OF AMERICA
1968年製、US ARMYの「TROUSERS, MEN’S, COMBAT TROPICAL」。
ベトナム戦争期に熱帯地域(ジャングル)用として支給された戦闘用パンツで、通称が 「ジャングルファティーグパンツ(Jungle Fatigue Pants)」 です。
ラベルに明記されてる通り、1968年度契約の米軍実物であることがわかります。素材は100%コットンポプリンで、リップストップ導入前のクラシックな仕様です。
本品は3rdモデルにあたり、フロントはボタンフライではなく、当時のミリタリーアイテムで見られるRAPID社製ジッパーを採用。ウエストのアジャスター、大容量のカーゴポケット、フラップ付きのバックポケット、裾のドローコードなど、フィールドでの実用を意識したディテールを備えています。
迷彩は ERDL(Engineer Research and Development Laboratory)カモフラージュ。米陸軍工兵研究開発所が開発したリーフモチーフのパターンで、1967年頃から実戦に投入。従来の単色ODに比べてジャングル環境で高いカモフラージュ効果を発揮し、後のウッドランドカモの原型となった、米軍迷彩史上きわめて重要な柄です。
経年によるフェード感やシミ、アタリが加わり、唯一無二のヴィンテージらしいムードで、スタイリングにも映える一本です。
裏原とジャングルファティーグ
ジャングルファティーグパンツ(正式名称:TROUSERS, MEN’S, COMBAT TROPICAL)は、ベトナム戦争期の機能服として誕生し、ERDLリーフからウッドランドへと続く米軍迷彩の系譜の中心に位置する。戦場で鍛えられたディテール—軽量なコットンポプリン、のちのリップストップ、ワイドストレート、カーゴポケット、裾のドローコード、ウエストアジャスター—は、戦後サープラス市場を経由して70年代の反戦文化に“転用”され、90年代以降はスケート/ヒップホップの足元(Vans、Air Force 1、Dunk)と結びつき、ストリートの定番へと定着した。
日本では90年代初頭、原宿の路地裏から芽吹いた裏原ムーブメントがミリタリーを一気に“都市化”する。藤原ヒロシが牽引したグッドイナフ(GOODENOUGH)以降の感覚—USストリートやUKカルチャーをサンプリングし、音楽/スケート/アートを横断して編集し直す—は、軍パンを「反骨の象徴」から「日常のツール」へと位置づけ直した。NIGO®のBAPEが作り上げた象徴的な総柄カモは、米軍の葉や斑点のロジックをポップカルチャーに翻訳し、一方でNEIGHBORHOODはバイカー/ミリタリーの無骨さを現代のリアルクローズへ接続、WTAPSは“Placing Things Where They Should Be.”という思想のもと、BDUやジャングルファティーグの縫製線/運用思想まで読み解きプロダクトに落とし込んだ。UNDERCOVERやSOPH./uniform experimentも章ごとにミリタリーを咀嚼し、徽章・番号・ラベルの“記号”を都市生活のドレスコードへと再配列していく。
雑誌(Boon、Smart、relax ほか)やバイヤーの語りがこれを増幅し、横田・座間・三沢ほか基地周辺に眠る実物や“リアルな古着”が、裏原のショップラックへと流入。米軍の機能美 × 日本の編集力が出会い、軍用が“街用”に最適化された。
この再解釈の核心は二つある。ひとつはサイズ感とシルエットの更新。オリジナルのワイド直線を崩さず、丈で整え、スニーカーやブーツの“ハの字”に落ちる裾分量だけを吟味する日本的チューニング。もう一つは情報の取捨選択。ラベル、コントラクトナンバー、迷彩の世代—必要な来歴は残しつつ、都市生活に不要な“重量”は削ぐ。その結果、ジャングルファティーグは“ヘリテージの重さ”と“日常の軽さ”を同時に持つボトムへと生まれ変わった。
ERDL → ウッドランドの迷彩史は、視覚言語としてのカモが“目立たないための柄”から“主張するための柄”へ転義していくプロセスでもある。裏原はこの転義を加速させ、迷彩を**主役(トップス控えめ/足元強め)にも脇役(無地トーンの中の質感差)**にも使える可変的記号にした。今日のY2Kリバイバルや“ワイド×短丈”の組み合わせが支持される背景にも、この編集文化が下地としてある。
いま、一本のジャングルファティーグを穿くことは、戦場の機能服→反戦のアイコン→裏原の編集→グローバルストリートの普遍服、という四層の歴史を重ね着する行為に等しい。フェード、アタリ、ラベルの擦れ、RAPIDやSCOVILLといった当時の金具—それらは単なる経年劣化ではなく、オーセンティシティの証明だ。スウェット、バンドT、トラックジャケット、テックアウター。何を合わせても最終的に“街で使える”バランスに落ちるのは、裏原が与えた都市の文法を、このパンツがいまも内蔵しているからだ。
ジャングルファティーグは、買い替えていくトレンドの“消耗品”ではなく、スタイルを“更新”するための基準点。裏原が見抜いたのは、軍パンの未来性だった。ERDLのリーフが都会の街路樹に重なるように、あの機能服は今も、街で最も説得力のあるユニフォームであり続けている。
condition:C
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S:新品、未使用品、デッドストック
A:使用感やダメージが少なく未使用に近い
B:使用感はあるが、目立った傷や汚れがない
C:使用感があり、部分的に傷や汚れがある
D:全体的に使用感や目立つ傷や汚れがある
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