90s NIKE ACG FREAK FOR NATURE both print tee
¥25,000
SOLD OUT
90s NIKE ACG FREAK FOR NATURE graphic tee
color:Fade Khaki
size:XXL
肩幅70cm
身幅75cm
袖丈23cm
着丈81cm
100% COTTON
MADE IN U.S.A.
freak of nature
1. 異常な自然現象、異常気象、天変地異
2. 普通と違う人[生き物]、変わり種
1989年にNIKEのアウトドアラインとしてデビューしたNIKE ACG。
街、山、海、荒野、ジャングル、砂漠、火山、ツンドラ。
ACGとは、「All Conditions Gear」を意味する。
それは、あらゆる環境に対応する要素を持っているということ。
1990年代のNIKE ACGのFREAK OF NATUREのグラフィックTシャツ。
フロントには「FREAK OF NATURE」、バックには「FREAK FOR NATURE」と大きくプリントされ、ACGロゴを添えたインパクトあるデザインです。
「FREAK OF NATURE」は“自然が生み出した異質な存在”“規格外のもの”という意味を持ち、挑発的でユーモラスな90年代らしいメッセージ。対して「FREAK FOR NATURE」は“自然に夢中な人”“自然を愛する者”を表し、アウトドアと強く結びついたACGのスピリットを象徴しています。フロントとバックで意味が呼応する、言葉遊び的なデザインも魅力です。
カーキボディはフェード感やピンホールなどが見られる“いわゆるボロ”な状態ですが、そのリアルな経年変化こそ雰囲気系としての価値。XXLのオーバーサイズで、現行にはないルーズなシルエットも今のストリートスタイルにフィットします。
アウトドアとストリートを横断してきたACGらしさを体現しつつ、メッセージ性も強いヴィンテージTシャツ。雰囲気重視のスタイリングに映える一枚です。
NIKE ACGの歴史
NIKE ACG(ALL CONDITIONS GEAR)が誕生したのは1989年のことでした。アウトドアブランドが市場を席巻していた時代に、ナイキは自社のスポーツテクノロジーを自然環境向けに展開しようと考え、「どんな環境にも対応するギア」という理念を掲げたのです。防水性や耐久性といった機能に加え、都会的なデザインを融合させることで、地球上のあらゆる環境に対応できることをコンセプトとしたラインでした。
1990年代に入るとACGは一躍黄金期を迎えます。代表作であるAir Mowabbをはじめ、WildwoodやEscape、Approachなど数々の名作シューズが誕生しました。従来のアウトドアウェアにありがちな地味さとは対照的に、ビビッドなカラーや大胆な切り替えを取り入れたACGのデザインは、ストリートやクラブカルチャーとも強く結びついていきます。ウェアもフリースやナイロンジャケット、カーゴパンツなどを幅広く展開し、2000年代初頭にはY2K的なデザインでストリートファッションに浸透しました。
同じ時代、他ブランドも独自のアウトドアラインを展開していました。adidas Adventureはトレイルやアルプスを背景にしながら大胆な配色やデザインを打ち出し、Columbia Convertはスノーボードやユースカルチャーに結びつき、若者を中心に支持を獲得しました。さらにアメリカの老舗L.L.Beanも「L.L.Bean Outdoors」というラインでゴアテックスやフリースといった素材を採用し、クラシック路線に加えてモダンなアウトドアウェアを提案していました。こうした潮流の中でACGは、日本のストリートシーンとも響き合い、藤原ヒロシやNIGOの影響が色濃い裏原宿カルチャーとも交錯しながら「アウトドアとストリートの橋渡し」として受け入れられていきます。
しかし2000年代後半になるとACGは徐々に縮小し、存在感を失っていきます。スポーツパフォーマンスラインやスニーカーの開発に注力したナイキの戦略の中で、ACGはニッチな立ち位置へと押しやられ、アウトドア専業ブランドと比べると中途半端に見られることもありました。
転機が訪れたのは2014年です。ナイキはACGを再始動させ、デザイナーにドイツ発のテックウェアブランドACRONYMを率いるエロルソン・ヒューを起用しました。彼の手によってACGは「アーバンアウトドア」路線へと生まれ変わります。防水・耐久素材を駆使した近未来的なジャケットやパンツは、都市生活を前提としたテクニカルウェアであり、それまでの「山用ギア」としてのACGとは一線を画すものでした。
2018年にエロルソンが退任した後は再びアウトドア色を強め、フィールド対応を意識したプロダクトが展開されるようになります。そして2020年代に入り、アウトドアウェアを街で着る「Gorp Core」がトレンド化すると、ACGはその先駆け的存在として再評価されました。
こうして見てみると、1989年の誕生から現在に至るまでのACGは、常に「都市と自然」「機能とカルチャー」の境界を行き来する実験的なラインであり続けてきたことがわかります。90年代の鮮烈なデザイン、2000年代前半のストリート浸透、2014年のリブランディング、そして現代の再評価まで、ACGの歩みそのものがナイキの挑戦の歴史を物語っているのです。
condition:D
【condition rank】
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S:新品、未使用品、デッドストック
A:使用感やダメージが少なく未使用に近い
B:使用感はあるが、目立った傷や汚れがない
C:使用感があり、部分的に傷や汚れがある
D:全体的に使用感や目立つ傷や汚れがある
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